岸和田だんじり祭:雨のだんじり曳行とラグビー
秋は台風シーズン。9月中旬に行われるだんじり祭も、雨にみまわれることが多い。好天気であっても、にわか雨が降ることもある。 昨年は宵宮・夜の灯入れ曳行が雨天に加え落雷のため中止になったけれど、日中の曳行は基本的に雨天決行である。 今年2013年の本宮も宮入りの途中から、かなりキツい雨となった。 傘をさしての見物は禁止のため、屋根付きの通路がある南海電車岸和田駅前に移動して曳行を見学。1時前から宮一番・宮本のやり回しで午後曳行が始まった。 曳行開始を少し過ぎた頃から、かなりキツい雨となり曳き手たちもずぶぬれ。足場が悪いし、だんじりもかなり重量をまして曳行は苦痛のはず。しかし、曳き手は威勢の良い掛声と共に綱を引き、大工方は大屋根の上を好天の日と変わりなく飛跳ねている。 ずぶぬれの少女 少年団の子供たち 曳き手の主役は青年団であり、彼らが頑張っているのは理解できる。しかし、感心するのは子供たちの奮闘である。中学生はもちろん、小学校低学年の子供たちも必死になって綱を引いている。苦しい表情になっている子もいるけれど、凛々しい表情の子も多く、時には笑顔を浮かべたりしている子もいる。 子供の付き添いとして曳き手の横を並行して走ったり、だんじりの後尾を駈けるお母さんたちの頑張りも素晴らしい。 綱先を曳く少年団 やり回しのキーマン前梃子 病気になったら困るから、子供たちに雨風の中を綱を曳かせたくないというのはごくふつうの親心であろう。祭の世話役や若頭たちも、本音の部分では子供たちに曳かせたくないかも知れない。 しかし、子供たちが雨風の中を曳くのをあえて認めているのはなぜか。 子供とはいえ、町が一体となって催行する祭を支えるかけがえのない一員として認めている証だからではないかと思う。 イギリス生まれ、紳士のスポーツとされるラグビーやサッカーも雨天決行である。試合をするのは紳士の約束。天候が悪いから言って、約束の日時に試合しないような人間は紳士たるものの資格がない。 だんじり祭も同じく、複数の町が一体となって行う吉例の祭事。ひとつの町だけが、イチ抜けたでは済まされない行事である。 ラグビーには、だんじり祭と共通すると思われるいくつかの名言がある。 以下、「ラグビーに関する豆知識」からの引用である。 ...