昨日、土曜日は、泉南エリアの紅葉名所・牛滝山大威徳寺の紅葉見学にでかけた。岸和田市の山手、葛城山系の牛滝山にあるお寺である。
■ウィキペディア大威徳寺
■ウィキペディア大威徳寺
飛鳥〜奈良時代の修験僧、役小角(えんのおづの)が開設したと伝えられる。
大威徳寺の開設者・役小角は役行者(えんのぎょうじゃ)とも呼ばれ、修験道の開祖である。
大威徳寺の開設者・役小角は役行者(えんのぎょうじゃ)とも呼ばれ、修験道の開祖である。
まだ早いかなと懸念していたが、渓流側の樹々は赤や黄色にかなり色づいており、紅葉の名所ならではの光景を楽しむことができた。紅葉見物の合間に聞こえる、野鳥の鳴き声が耳に心地よい。
堂内でもひときわ目をひくきれいな建物、多宝塔の周辺も紅葉は色づきはじめ。多宝塔をとりまく樹々の葉は緑が多いが、その中に赤や黄色がアクセントのように添えられている。柱・梁・垂木の朱色、屋根の銀色、塗り壁の白色と樹々の緑の対比が美しい。緑の葉の中に混在する、黄葉や紅葉も文字通り彩りとなっている。
本堂から多宝塔を望む |
多宝塔 |
大威徳寺の北、徒歩数分の場所に食堂を備えた温泉リゾート・牛滝温泉いよやかの郷がある。温泉の食堂で食事して休憩でもしようとして、いよやかの郷まで行ったところ、ちょうど駅へ行く送迎バスがでるところにであった。結局、食事はしないでバスに乗って帰ってきた。
一の滝 |
一の滝、二の滝、三の滝 |
お寺から数分も歩くと、滝がある。手前から一の滝、二の滝、三の滝とならぶ三段の滝である。
山にこもって厳しい修行をする、修験道の霊場にふさわしい立地といえる。
東となりの渓流・牛滝川のほとりの小径は、和泉葛城山に上るハイキングコースになっている。葛城山の展望所からは、大阪湾、関西空港、淡路島を一望するすばらしい眺めを楽しめる。
次に来るときは、日帰りで温泉につかりながら紅葉見物もいいかも知れない。
温泉は宿泊もできる。時間に余裕があり、マイカーで往復するなら、葛城山ハイキングを楽しむのも面白い。
■牛滝温泉いよやかの郷
http://www.iyoyaka.jp/index.html
牛滝山大威徳寺への交通は、南海電車・岸和田駅前またはJR久米田駅から南海バス牛滝山行き乗車。終点の牛滝山で下車すぐ。JR久米田駅の場合は、乗車するバス停が少し離れた場所にある。駅前商店街を歩いて数分。2車線道路の交差点を右へ折り返した亀井病院前、久米田バス停。
南海岸和田駅またはJR久米田駅前から、牛滝温泉いよやかの郷行きの送迎バスも利用できる。こちらは運賃無料。いよやかの郷からお寺の山門まで、徒歩5〜6分である。
いずれのバスも本数があまり多くないので、事前にダイヤを確認しておきたい。