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2013年1月24日木曜日

男の手料理:ヒイラギ(ギンタ)の煮付け

近所の魚屋さんでギンタをみかけたので、購入した。うまい魚である。
ウロコもないので料理は簡単。煮付けにして、食することにした。
平たい楕円形、銀色に輝く5〜6センチくらいの小さな魚である。
小さい魚なので食べるのが少し面倒ではあるが、白身はヒラメやタイのハラミのような食感。ほどよくアブラがのっていて、美味しい。
ハラにはキモがあり、これが絶品である。トロッとした食感、ほんのりとした甘みの中にほどよい苦みが心地よい。
スーパーではあまり売っていないけれど、近所の魚屋さんでみかけたら一度手料理してみてほしい。
■料理方法
1)ヒイラギ(ギンタ)を流水で水洗いする。
水洗いしたヒイラギ(ギンタ)

2)水、砂糖、酒、醤油で煮汁をつくり、火にかける。
3)薬味をつくる。梅干し2〜3個、白ネギの薄切り、ショウガの千切り。
4)煮汁が煮立ってきたら、ヒイラギ(ギンタ)と薬味を投入する。
ヒイラギ(ギンタ)を強火で煮込む

5)ガスを強火から中火にして、アクをとりながら5〜6分ほど煮込む。
ヒイラギ(ギンタ)を中火で煮込む

6)煮汁にみりんと酢を加えて、少し煮込み、火を消し出来上がり。
盛りつけしたヒイラギ(ギンタ)

<追記>
ネットで「魚 ギンタ」を検索したら、どうやら標準和名「ヒイラギ」という魚らしい。
◎ヒイラギ(wikipedia)
wikipediaによれば、標準和名「ヒイラギ」は下記のようにさまざまな地方名で呼ばれている。
ギチ(東京)、ギラ(千葉)、ジンダ(ジンダベラとも)、ネコゴロシ(ネコマタギとも)(静岡)、ゼンメ(愛知)、ネコナカセ(浜名湖)、ギンタ(和歌山)、ネラギ(大阪)、ダイチョオ(兵庫)、ネコクワズ(淡路島)、エノハ(鳥取)、ギギ、ゲッケ(岡山)、ギンギン、ギンガー(広島)、ニイラギ(愛媛)、ニロギ(高知)、トンマ、トンバ(福岡)、ヒイラギ(長崎)、シイノフタ(熊本)
おいしい魚であるのに、猫も食わない=ネコゴロシ、ネコマタギ、ネコクワズ=といった別名があるのが面白い。今や高級魚のマグロも、かつて同じような評価を受けていたようである。