My動画YouTubeチャンネル&写真アルバムURL

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
*動画<YouTube_Sunday写楽 チャンネル>
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
*X oldTwitter
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
*Facebook
ラベル ラグビー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ラグビー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年3月7日土曜日

小学生ラグビー全国大会、ヒーローズカップの熱戦を観戦

第7回ヒーローズカップを見学してきた。小学生ラグビーの全国大会である。小学生とは思えない、ハイレベルなプレイに驚いた。日頃、かなり厳しい練習を積み重ねてきたことが明らかにわかる試合ぶりである。

出場は関東・関西・九州・東北各地から集まった16チーム。大会初日、2月28日・土曜は大阪市の鶴見緑地公園球技場で開会式と予選トーナメント。2日目、3月1日・日曜は東大阪市の花園ラグビー場で順位決定トーナメントと閉会式。花園でプレーする。子供たちにとって、なかなか得難い体験ができる大会である。
各チームの試合の様子を動画撮影してYouTubeの下記チャンネルにアップした。
出場した子供たちが見てくれるとうれしい。大会運営にかかわった方々、ご苦労さまでした。

1)大会運営で感心したトーナメントの方法

通常の勝ち抜きトーナメントでは、弱いチームは敗退すると1試合しかゲームできない。
しかし、ヒーローズカップの方式であれば、弱いチームも強いチームと同様に4試合のゲームができる。
初日、予選トーナメントは抽選で4チームづつグループわけ。初戦を闘い、次いで勝者同士&敗者同士で闘う。2戦全勝の1位から2戦全敗の4位まで4組のグループを決定する。
2日目、順位決定トーナメントは4組のグループごとに試合。予選と同様に初戦を闘い、次いで勝者同士&敗者同士2試合行う。1位グループ4チームの勝者同士が決勝、敗者同士が3位決定戦。2位グループ以下も同様に2試合行い、順位を決定する。
ノーサイドという言葉にこめられた、ラグビー精神が活かされたグッドアイデア。よく考えられたシステムである。

2)合同チームを組んで初出場した東北ユナイテッド

東北ユナイテッドは、松尾雄治が活躍した全盛期の新日鉄釜石を思わせる赤いジャージ。
総合優勝したつくしヤングラガーズと、初戦ぶつかってしまった。強い相手と闘い、実戦で学ぶ。いい経験になったと思う。
その体験を活かしたのか、花園では2試合のうち1勝をあげることができた。

3)黄色と黒の縞模様ジャージ

優勝した福岡のつくしヤングラガーズの他にも、黄色と黒の縞模様ジャージを着ているチームがあった。指導者が阪神タイガースファンなのかなとぼんやり思っていたが、自宅に帰ってネットで調べてみて納得。日本で最初にラグビーを始めた、慶応義塾大学のジャージにちなんだものらしい。ラグビーの素人。無知が少し恥ずかしい。

4)女子の選手も男子に交じって活躍

数は少ないけれど、女子の選手も男子に交じって出場しているチームがあった。中学生になるとムツカしいが、小学生のラグビーならではの面白さである。
素早くパスをだす様子が、サマになる。果敢にタックルしている様子も微笑ましい。

5)花園はあいにくの雨、日本代表のヘッドコーチ、エディ・ジョーンズも観戦

2日目はときどき小雨の降る天気。雨天決行がラグビーの常識とはいえ、子供たちにとっては気の毒な試合環境であった。
特別ゲストとして日本代表のヘッドコーチ、エディ・ジョーンズさんが招かれていた。観戦して、場内放送で子供たちを励ましていたことも印象に残る。

2013年9月18日水曜日

岸和田だんじり祭:雨のだんじり曳行とラグビー

秋は台風シーズン。9月中旬に行われるだんじり祭も、雨にみまわれることが多い。好天気であっても、にわか雨が降ることもある。
昨年は宵宮・夜の灯入れ曳行が雨天に加え落雷のため中止になったけれど、日中の曳行は基本的に雨天決行である。
今年2013年の本宮も宮入りの途中から、かなりキツい雨となった。

傘をさしての見物は禁止のため、屋根付きの通路がある南海電車岸和田駅前に移動して曳行を見学。1時前から宮一番・宮本のやり回しで午後曳行が始まった。
曳行開始を少し過ぎた頃から、かなりキツい雨となり曳き手たちもずぶぬれ。足場が悪いし、だんじりもかなり重量をまして曳行は苦痛のはず。しかし、曳き手は威勢の良い掛声と共に綱を引き、大工方は大屋根の上を好天の日と変わりなく飛跳ねている。
岸和田だんじり祭
ずぶぬれの少女
岸和田だんじり祭
少年団の子供たち
曳き手の主役は青年団であり、彼らが頑張っているのは理解できる。しかし、感心するのは子供たちの奮闘である。中学生はもちろん、小学校低学年の子供たちも必死になって綱を引いている。苦しい表情になっている子もいるけれど、凛々しい表情の子も多く、時には笑顔を浮かべたりしている子もいる。
子供の付き添いとして曳き手の横を並行して走ったり、だんじりの後尾を駈けるお母さんたちの頑張りも素晴らしい。
綱先を曳く少年団
やり回しのキーマン前梃子
病気になったら困るから、子供たちに雨風の中を綱を曳かせたくないというのはごくふつうの親心であろう。祭の世話役や若頭たちも、本音の部分では子供たちに曳かせたくないかも知れない。
しかし、子供たちが雨風の中を曳くのをあえて認めているのはなぜか。
子供とはいえ、町が一体となって催行する祭を支えるかけがえのない一員として認めている証だからではないかと思う。
イギリス生まれ、紳士のスポーツとされるラグビーやサッカーも雨天決行である。試合をするのは紳士の約束。天候が悪いから言って、約束の日時に試合しないような人間は紳士たるものの資格がない。
だんじり祭も同じく、複数の町が一体となって行う吉例の祭事。ひとつの町だけが、イチ抜けたでは済まされない行事である。
ラグビーには、だんじり祭と共通すると思われるいくつかの名言がある。
以下、「ラグビーに関する豆知識」からの引用である。
例えば「One for All , All for One。ひとりは皆んなのため、皆んなはひとりのために」。自己犠牲の精神は、ラグビーの基本であり、だんじりもまた同じ。
あるいはまた、元フランス代表キャプテンのジャン・ピエール・リーブ氏の有名な言葉「ラグビーは子供をいち早く大人にし、大人にいつまでも子供の魂を抱かせる」。
明治大学・神戸製鋼で活躍した大西一平氏の次のような言葉も忘れがたい。
「ラグビーって痛いしきついし危険だし、人間性がよく見えるんですよ。なぜならば、ボールを持った選手は敵陣に突っ込んでいかなきゃいけないし、相手が突っ込んでくればタックルに入らなければならない。けれども他の選手は0.0何秒わざと遅れることで痛い思い・怖い思いをしないですむ。恐怖感が増せば増すほど、勇気とチームメイトへの信頼感が要求されるわけで、人間同士の深いつながりが確認できるんです」と。
雨の日のだんじり曳行も、また同じことが言えるのではないか。
■ラグビーに関する豆知識

最後に、観客のマナーについてひとこと。傘を差して見学しているひとがおり、警備のマイクで警告されても平気で差し続けている。傘を差していないひとを濡らしたり、混雑した人混みの中では他人を傷つけたりする危険がある。視界をさえぎられ、前を見渡せないのも困る。厚顔無恥というほかはない。