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2012年12月8日土曜日

デジカメで撮影した写真をフチなしプリントすると、元データと異なる:その理由

交換レンズのトラブルを解消していただいたDPEのお店に感謝

近所の写真プリントDPEのお店に、感謝しなければならない。愛用しているカメラの交換レンズEF-S18-135mmのトラブル=保護用のレンズが交換レンズの本体に食い込んでしまって外れなくなっていたのを、取り外してもらった。
購入した家電量販店にもちこめば、まずはメーカーに修理依頼となるのが相場。ダメもとで依頼してみようと思い、近所のカメラ屋さん=DPEショップを訪ねた。幸いにも、快く引き受け直していただいたのである。
しかも、修理の手数料を聞いたところ、「いらない」との返答。 
修理代金ナシでは申し訳ないと思い、とりあえず近くの和菓子屋さんで気持ばかりの菓子折りを買ってお礼。後日、あらためて、撮影した写真のプリントを依頼することにした。 
アナログカメラの時代には、撮影した子供の写真などをよくプリントしていたが、デジタルカメラを持つようになってからはプリントすることが全然なくなった。何十年ぶりかのプリント依頼である。

プリントした写真と、元データを見比べて気づいたこと 

ハガキの2倍サイズの2K版(152×205mm)への引き延ばしプリントを、10枚ほどオーダーした。
フチなしでプリントされた写真を自宅に持ち帰り見てみると、違和感がある。何かオカシイ感じなのだ。 
写真元データとプリントを見比べてみて、原因が分かった。プリントした写真は、元のデータと比較して左右がカットされている。
写真の元データ 縦横比率2:3
写真の元データ 縦横比率2:3
プリント写真 縦横比率3:4
プリント写真 縦横比率3:4

フチなしでプリントされている印画紙の縦横比率は、約3:4。プリントの元になるEOS Kiss X4の写真データの縦横比率は、2:3である。縦(天地)を優先してフチなしプリントすると、横(左右)がカットされることになる。 

よく使われる写真用紙 L版は縦横3:4、一眼レフ画像は縦横2:3
プリントすると横(左右)がカットされる

私の持っているデジカメIXY DIGITAL 900ISなど、コンパクトカメラの場合は一般的に縦横比率は3:4。 
同じく、一眼レフデジカメの場合は、縦横比率はアナログ35mm一眼レフカメラに準じる2:3。これに対して、写真プリント用に用いられる主な用紙サイズと縦横比率は下記のとおり。
◎L版(89×127mm)                   →約3:4 
◎2L版(127×178mm)    →約3:4 
◎2K版(152×205mm)    →約3:4 
◎六切版(203×254mm)    →約4:5 
◎ワイド六切版(203×305mm) →約2:3 
◎四切版(254×305mm)         →約5:6 
◎ワイド四切版(254×366mm) →約5:7 
用紙サイズの縦横比率をみると分かることがある。撮影した画像データサイズと、縦横比率が異なるのだ。
プリント用紙は、一眼レフ画像データ(2:3)に比較して横が短い。 
このため、35mm一眼レフデジタルカメラで撮影したデータを、DPEショップに依頼してフチなし写真プリントする場合は要注意。
左右が大幅にカットされることを覚悟しなければならない。 
唯一例外は、用紙をワイド六切版にする場合。ワイド六切版であれば、用紙とデータとの比率が2:3でほぼ同じ。プリントする際にカットされるトリミング部分が、必要最低限に納められる。 
データを優先したい大版プリントの場合は、天地の余白フチありで依頼するか、あるいは用紙サイズに応じた縦横比率にあらかじめトリミングしたデータを用意しておく必要がある。

コンパクトデジカメ画像は縦横3:4(1.33)だが、用紙Lはやや横長の約3:4(1.42)
プリントすると縦(天地)がカットされる

コンパクトデジタルカメラのプリントの場合でも、要注意である。コンパクトカメラの写真画像データ横÷縦数値は1.33。これに対して印画紙の横÷縦数値は、L版=1.42、2L版1.40。約4:3の比率とはいえ、データに比較して横が長い。フチなしプリントの場合、画像データの長い横(左右)を優先して縦(天地)がカットされてしまう。
L版・2L版でプリントする場合、一眼レフは横(左右)、コンパクトカメラは縦(天地)がカットされてしまうということになる。
そういえば、アナログの時代でも、フィルムとプリントでは縦横比率が異なるという注意事項があったことを思い出した。 
写真の画像元データ縦横比率とプリント用紙の縦横比率が異なる、というのはプロの常識ではあろう。しかし、私たち素人は知らない方が圧倒的多数のはずである。 
35mmのロールフィルムが普及する以前は、中判・大判カメラで撮影した1枚1枚のフィルムを現像して手焼きしていた。空白や余分な部分はカットして、フチなし写真にしていたのであろう。 撮影した画像データとプリント用紙縦横比率の違いは、印画紙が大量のプリントを想定していないアナログカメラ時代の遺産であろうか。

追記)はがき用紙やエプソン推奨のKGサイズは、一眼レフ同様の縦横比率2:3
プリントしても上手く納まる

よく使われる印刷用紙の中で、はがき用紙が上記の表でもれてしまった。
はがき用紙であれば、一眼レフと同様に縦横比率がほぼ2:3であり、カットされる部分が必要最低限に止まる。元のデータとほぼ同じ画像がプリントされる。
用紙サイズ一覧.comによれば、エプソンが推奨しているKGサイズも縦横比率が約2:3。一眼レフで撮影した写真のプリントに好適である。KG版は元々コダックが採用したサイズで、欧米では標準的なプリント用紙のようだ。はがきとほぼ同じで、縦横が数ミリ程度大きいサイズである。
◎KG版(102×152mm)    →約2:3
◎はがき(100×148mm)    →約2:3
■用紙サイズ一覧.com
http://www.size-info.com/photo-paper/