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2014年11月18日火曜日

神護寺・西明寺・高山寺、京都市北部「三尾」の紅葉名所をハイキング

京都市郊外、三尾(さんび)の名刹として知られる紅葉の名所を訪ねた。

三尾の由来は、高雄(尾)山・神護寺、槇尾山・西明寺、栂尾山・高山寺、いずれの寺名にも「尾」が含まれているから。清滝川に沿って並ぶお寺は、高雄三山とも呼ばれる。
少し肌寒い気候であったが好天にもめぐまれ、名刹の境内や清滝川沿いの紅葉巡りを楽しんだ。
「三尾」の紅葉巡り、約1万2000歩・6kmの行程、歩行時間およそ2時間のハイキングである。以下、ハイキングの行程。

1)京都駅前、JRバス高雄・京北線「栂ノ尾・周山方面」行きバスに乗車

通常は1時間に2本、所用時間50分〜1時間。「三尾」もよりのバス停まで通常料金520円であるが、往復切符を買うと800円。往復2割ほどトクである。紅葉の季節とあって臨時バスが運行しており、途中仁和寺までノンストップ。運良く乗ることができた。急行バスなので45分程度の乗車。

2)山城高雄バス停下車、神護寺へ参拝

バス停からお寺へ向かう参道は清滝川への下り坂。朱塗り欄干の高雄橋を渡ると、今度は長い急な上り坂となる。
神護寺
■神護寺  左)表参道から望む楼門 中)金堂前の石段 右)毘沙門堂から金堂を望む

参道石段の鬱蒼とした樹々が形づくる暗いトンネルの向こうに、楼門前の紅葉が見える。明暗のコントラストが色あざやかである。
楼門をくぐると広大な境内が目の前に広がる。見頃を迎えた紅葉が美しい。
平安時代に和気清麻呂が創建。最澄、空海ゆかりのお寺でもあるので立派なお堂が建ち並ぶ。金堂へ向かう階段とその左右の紅葉が絵になる。
地蔵院前の広場では、遥か下に望む清滝川へ向かって厄除のかわらけ投げを楽しんだ。

3)神護寺参道、硯石前の茶屋で昼食。清滝川沿いに西明寺へ向かう。

楼門を下り、参道硯石前の茶屋で小休止。目の前に広がる見事な紅葉を眺めながら、あったかいウドンを食べる。その後、川沿いの紅葉を眺めながら清滝川沿いに西明寺へ向かう。

4)清滝川から上がる表参道、境内紅葉の密度が濃い西明寺

平安時代に神護寺別院として創建された。その後、一時廃れたが和泉国槇尾山寺の我宝自性上人が中興。こじんまりしている分、紅葉の密度が濃い印象である。参拝者は鐘突きも楽しむことができる。
西明寺
■西明寺 左)表参道へ向かう指月橋 中)三門 右)本堂の庭園

途中、裏参道へ向かう橋があるがこれは渡らないこと。もうひとつ先、北側の指月橋を渡る表参道から入る経路の方が眺めがいいからだ。表参道の途中からは、清滝川の河原へ降りることができる。

5)深閑とした聖域、心が鎮まる世界遺産・高山寺

指月橋を渡りバス道を通って高山寺へ向かう。表参道の坂道を上がると、境内には杉・松の巨木が生い茂っている。
高山寺
■高山寺 左)表参道 中)杉木立の中を金堂へ上がる石段 右)石水院の庭園

金堂へ向かう杉木立の表参道はとりわけ印象深い。緑の色濃い木立の中に紅葉が映える深閑とした光景は、お寺というよりは神社に近い印象である。
神護寺のように立派な堂宇は現存していないが「山色を佛体とし、渓聲を法語とする」聖域。世界遺産にふさわしい風格である。
金堂へお参りした後、石水院へ。座敷から色鮮やかな紅葉を楽しんだ。
帰りは裏参道から、もよりの栂尾バス停へ。5分程度の待ち合わせで、運良くJR京都駅前行きの臨時バスに乗車できた。栂尾バス停発、午後3時。
京都駅前でバスに乗ったのが午前10時過ぎ。往復バス&名刹と清滝川ハイキングで合計5時間、三尾の紅葉巡りである。
◎高山寺 http://www.kosanji.com/  
神護寺・西明寺・高台寺周辺のハイキング地図