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2013年10月7日月曜日

EOS 7Dで鳳だんじり祭の撮影にトライ、動画モードも実戦初体験

10月4・5・6日は、堺市各地でだんじり祭が開催された。4日・5日は、鳳だんじり祭を見学。CANONの一眼レフEOS 7Dで撮影にトライした。従来のKiss 4Xと比較しながら、現場で本格的に使用してみた。
CANON  一眼レフ EOS 7D 連写撮影のサンプル
EOS 7Dの連写性能 撮影サンプル


■連写と連続撮影枚数:素晴らしい高性能
静止画は記録画質、Lファインに設定。連写性能はカタログ公称の通り、秒8コマを難なくこなす。
2〜3枚撮影すると画像処理のため止まってしまう、Kiss 4Xとは雲泥の差である。
連続撮影枚数も、シャッターを押し続けていれば数十枚は楽々いける。
走り抜けるだんじりの大屋根で飛跳ねる大工方の姿も、スムースにピントを合わせながら追尾できる。
だんじりを引っ張る前綱の子供たちや青年団の躍動感あふれる姿も、無理なく撮影できてなかなかシブイ一眼レフである。


■動画モードによる撮影:ピンぼけシーンもあり、ちょっと問題
だんじり撮影は、観客も多く危険なので基本的に三脚は使えない。動画も手持ち撮影せざるを得ない。
初日4日鳳&八田荘地区交流曳行と、商店街を駆け抜ける5日午後の熊野街道曳行を7Dの動画モードEOSムービーで撮影してみた。
四つ角のやり回しが見せ場の交流曳行、直線コースを猛スピードで疾走する熊野街道曳行。いずれも、意外と手ぶれせずに撮影できたのがウレシイ。カメラのサイズが大きく重いことが、手ぶれ防止のためには却って効果的なのかも知れない。
問題は、ピンぼけになってしまうシーンがあること。半押してピントをあわせたつもりでも、一連のコマが合焦しないまま動画になってしまう。オートフォーカスが上手く機能する場合も多いが、機能しないケースも結構多い。この点では、Kiss 4Xの動画モードの方が優れている感じである。
よく似た名称の、一眼レフEOS 70D。7の後に0がつく最近販売されたこの機種は、7Dのこうした欠点が大幅に改善されているようである。
5日午前、鳳大社へ10台のだんじりが宮入りと宮出しをするシーンはSONYのビデオカメラCX720Vを使用した。こちらは動画専用なので、オートフォーカスに関しては何の問題もない。
一眼レフで動画を撮影しようとすること自体、やはり無理があるともいえる。しかし、一眼レフとビデオカメラと2台のカメラを携行するのは煩わしい。
スチル写真をメインにするが、動画向きのシーンがあったときに撮影する用途としては必要充分な機能を備えていると思う。