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2012年10月24日水曜日

京都の紅葉名所を歩く:嵯峨野・常寂光寺


京都市の西北、嵯峨野・嵐山エリアも紅葉名所として名高い。 
小さなお寺ではあるが、ひなびた風情のある常寂光寺を訪ねた。瀟酒な佇まいのシブイ寺院である。 
■常寂光寺ホームページ http://www.jojakko-ji.or.jp/

常寂光寺は、平安時代に藤原定家の山荘・時雨亭があった地とされる。定家は「新古今和歌集」や「小倉百人一首」の選者としても知られる歌人。 
安土桃山時代の後期。日蓮宗の日真(示す編に真の正字)上人が、隠棲の地として寺を創建した。上人は、侘び、寂び、風雅の道をよく心得た粋人のようである。 
小倉山の山腹に位置し、山の自然と融合した塀のない寺でもある。創建の由来からも、市中山居の風情がただよう。
仁王門から庫裡へ向かう坂道
仁王門から庫裡へ上がる坂道
参道から見上げる鐘楼
参道から見上げる鐘楼

例によって、電車を乗り継いで紅葉巡りにでかけた。
最寄り駅はJR嵯峨嵐山駅。JR京都駅から嵯峨野線の各駅停車で約15分程度。
駅から丸太町通りを西へ。道路幅が狭くなり、住宅街のなかを通る小径を行く。左に竹林、右の畑の向こうに落柿舎がみえる。観光客を乗せた人力車に出合った。 
小径をたどると正面が山門。こじんまりと閑雅な佇まいである。しばらく歩くと仁王門。仁王門から本堂へ向かう参道の石段の左右には、色鮮やかな紅葉が広がる。本堂東の庫裡から仁王門へと上下する坂道の斜面には、緑あざやかな苔が生えている。樹々の紅葉・黄葉と苔の緑との取り合わせが心地よい。

庫裡から仁王門へ降りる坂道
庫裡から仁王門へ降りる坂道
参道坂道の苔
参道坂道の苔

本堂や庫裡、鐘楼を巡る園路にも、色とりどりの樹々の梢。鐘楼の横には大きなイチョウの木。園路入り口の「老爺柿」も趣ゆたかである。 
多宝塔からさらに上へ向かう小径からは、眼下に京都市街を見晴らすことができる。
多宝塔
多宝塔
老爺柿
老爺柿

注) 写真およびビデオは2011年11月に撮影したものです。