JRの電車を使って訪問する場合、京都の紅葉名所の中でも、最も便利な場所にあるのが東福寺。JR京都駅からJR奈良線でひと駅「東福寺」駅下車、徒歩10分程度の便利な場所にある。
鎌倉時代に創建された禅宗・臨済宗の総本山である。平安時代に創設されたお寺が多い京都としては、比較的新しい部類に属する。寺の名前は、奈良の東大寺&興福寺にちなんで名付けられたようである。
臥雲橋からみた通天橋 |
境内はかなり広い。紅葉見物のため、駅から歩いて月下門の南にある臥雲橋へ向かう。雨よけの屋根のある臥雲橋から東を望むと、境内を東西に流れる渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)の見事な紅葉が眼前に広がる。
境内を流れる渓谷・洗玉澗 |
臥雲橋からみた通天橋 |
紅葉の樹々の上に架けられているのが通天橋。渓谷の周囲は庭園になっており、屋根付きの回廊が巡っている。通天橋は庭園巡りの回廊の一部であり、臥雲橋と同様、雨よけの屋根がついている。TV番組「鬼平犯科帳」のタイトル映像の一部にも組み込まれているので、見覚えがある方もいるかも知れない。
庭園を巡る回廊 |
庭園を巡る回廊 |
通天橋や回廊から望む紅葉の光景は、見応えがある。満員電車とまではいかないが、かなり込み合った電車にのったような、あるいはお祭りや縁日の露店巡りのような紅葉見物の人混みも印象的である。
*東福寺ホームページ
http://www.tofukuji.jp/index2.html
注)写真は2010年11月撮影。