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2012年10月25日木曜日

京都の紅葉名所を歩く:永観堂禅林寺

京都東山エリアで紅葉の名所として有名なのが、永観堂禅林寺。
平安時代初期に創建された当時は、真言密教のお寺であった。平安時代後期、永観律師が住職になった頃から浄土宗と真言宗が並立するようになり、鎌倉時代に浄土宗のお寺にかわる。
通称、永観堂は中興の高僧、永観律師の名に由来する。
境内はかなり広大である。南隣に南禅寺がある
JR京都駅から市バスで「南禅寺永観堂道」下車、徒歩5分程度。京都都心に近いこともあってか、たくさんの紅葉見物のひとびとでにぎわっている。
■永観堂禅林寺ホームページ http://www.eikando.or.jp/
周辺案内地図↓↓↓↓↓
https://maps.google.com/maps?hl=ja&q=永観堂禅林寺&ie=UTF-8  

総門から中門へ向かう参道の右には白壁の塀の向こうに庭園の紅葉が見える。
永観寺での紅葉見物はお堂内外のさまざまな角度から楽しむことができる。
釈迦堂
永観堂 釈迦堂前の庭園
古方丈
永観堂 古方丈前の庭園
まず、大玄関から入り、最初に目に触れる、釈迦堂・古方丈の間の小さな庭園の紅葉が見事である。渡り廊下で結ばれた千佛堂・御影堂・臥龍廊・開山堂・位牌堂・阿弥陀堂などを巡りながら、屋外の紅葉を楽しむ。
次いで、阿弥陀堂を降りて屋外へでて、東山山麓の多宝塔へ上り、山の紅葉と京都市街を見晴らす眺望を楽しむ。 
山の小径を降りて、再び境内へ戻り、放生池を囲む庭園をゆっくりと巡りながら、茶店でひとやすみといったかたちである。 
放生池庭園の茶店では、茶菓子を味わった。 
阿弥陀堂前の階段
阿弥陀堂前の階段
庭園から望む多宝塔
庭園から望む多宝塔

庭園のやすらぎ観音像のすぐそばには、お寺が経営する幼稚園がある。小さな子供たちが、歓声をあげて駆け回っている光景にこころが和む。南禅寺へ向かう小径には、幼児の遊ぶ姿をかたちどったお地蔵さまがあるのも微笑ましい。
わらべの小径の地蔵さん
わらべの小径に立つ地蔵さん


阿弥陀堂では、本尊仏のみかえり阿弥陀仏を拝観した。
像の高さ1m足らずの小さな仏様であるが、像のかたちが独特である。
お顔を像の正面ではなく横に向けており、視線はさらに背後へ向けている。やさしい慈愛にみちた表情の仏さまである。 
元々、東大寺宝蔵に秘蔵されていた仏さまであるが、永観律師が東大寺別当職を辞して禅林寺へ隠遁する際に、像を背負って奈良から京に入ったと伝えられる。 
■みかえり阿弥陀仏  http://www.eikando.or.jp/mikaeriamida.html
注)写真およびビデオは2011年11月に撮影したものです。