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2013年10月29日火曜日

大阪マラソン2013、車いすランナーの激走に拍手

大阪マラソン2013を見学してきた。約3万人のランナーが参加する大規模なマラソンである。
目当ては、昨年、一昨年と見学して感心した車いすによるフルマラソンの撮影である。

42.195kmを走りきるだけでも大変なのに、腕と手と上半身を駆動力にして車いすで走行する苦労は計り知れない。上り坂などはかなり辛いはずだ。
今年の車いすトップ走者・花岡伸和さんのタイムは1時間35分28秒。マラソン男子優勝者の記録2時間12分06秒よりも30分近く早い。
主催者の発表によれば、フルマラソンの完走率95.1%。参加した走者の奮闘も素晴らしいが、車いすランナーの激走にもアタマが下がる。

大阪府庁前のスタートから撮影開始。大阪城のお堀にかけられた橋を上がり下がりしながら、レース前に走者がウオーミングアップしている光景が絵になる。
地下鉄で移動してレース途中の様子を御堂筋本町界隈で押さえ、ゴールの南港インテックスへ急ぐ。昨年、一昨年と車いすトップのゴールイン光景を撮り損なっていたが、今年はうまく間に合った。
ゴールへ向かう上り坂を、チカラをこめて上ってくる車いすランナーたちの姿が印象的である。
車いす1位 花岡伸和選手
男子1位 ジャクソン・リモ選手
マラソン男子・女子共に優勝はケニアの選手。男子1位ジャクソン・リモは、フルマラソン初体験で優勝。40kmあまりを走ってきたとは思えないほどのスピードで、ゴールへ向かって駆け抜けて行った。走行フォームも美しい。
女子の部、2位の吉住選手は小柄な色白の選手である。素晴らしいスピードで坂を駆け上がる姿が清々しく爽やかである。

2013年10月7日月曜日

EOS 7Dで鳳だんじり祭の撮影にトライ、動画モードも実戦初体験

10月4・5・6日は、堺市各地でだんじり祭が開催された。4日・5日は、鳳だんじり祭を見学。CANONの一眼レフEOS 7Dで撮影にトライした。従来のKiss 4Xと比較しながら、現場で本格的に使用してみた。
CANON  一眼レフ EOS 7D 連写撮影のサンプル
EOS 7Dの連写性能 撮影サンプル


■連写と連続撮影枚数:素晴らしい高性能
静止画は記録画質、Lファインに設定。連写性能はカタログ公称の通り、秒8コマを難なくこなす。
2〜3枚撮影すると画像処理のため止まってしまう、Kiss 4Xとは雲泥の差である。
連続撮影枚数も、シャッターを押し続けていれば数十枚は楽々いける。
走り抜けるだんじりの大屋根で飛跳ねる大工方の姿も、スムースにピントを合わせながら追尾できる。
だんじりを引っ張る前綱の子供たちや青年団の躍動感あふれる姿も、無理なく撮影できてなかなかシブイ一眼レフである。


■動画モードによる撮影:ピンぼけシーンもあり、ちょっと問題
だんじり撮影は、観客も多く危険なので基本的に三脚は使えない。動画も手持ち撮影せざるを得ない。
初日4日鳳&八田荘地区交流曳行と、商店街を駆け抜ける5日午後の熊野街道曳行を7Dの動画モードEOSムービーで撮影してみた。
四つ角のやり回しが見せ場の交流曳行、直線コースを猛スピードで疾走する熊野街道曳行。いずれも、意外と手ぶれせずに撮影できたのがウレシイ。カメラのサイズが大きく重いことが、手ぶれ防止のためには却って効果的なのかも知れない。
問題は、ピンぼけになってしまうシーンがあること。半押してピントをあわせたつもりでも、一連のコマが合焦しないまま動画になってしまう。オートフォーカスが上手く機能する場合も多いが、機能しないケースも結構多い。この点では、Kiss 4Xの動画モードの方が優れている感じである。
よく似た名称の、一眼レフEOS 70D。7の後に0がつく最近販売されたこの機種は、7Dのこうした欠点が大幅に改善されているようである。
5日午前、鳳大社へ10台のだんじりが宮入りと宮出しをするシーンはSONYのビデオカメラCX720Vを使用した。こちらは動画専用なので、オートフォーカスに関しては何の問題もない。
一眼レフで動画を撮影しようとすること自体、やはり無理があるともいえる。しかし、一眼レフとビデオカメラと2台のカメラを携行するのは煩わしい。
スチル写真をメインにするが、動画向きのシーンがあったときに撮影する用途としては必要充分な機能を備えていると思う。

2013年10月1日火曜日

CANONのカメラ、EOS D7の高速連写性能にびっくり。

高速連写性能が優れていると評判の一眼レフカメラ、CANONのEOS D7を手に入れて試写してみた。スピーディな高速連写性能にびっくり。使うカメラによって連写性能がこんなに違うか、と実感した。
CANONの一眼レフカメラEOS D7の連続撮影 撮影見本
EOS D7の高速連写サンプル

いままで愛用していた一眼レフカメラは、EOS Kiss X4。まずまず満足して使っていた。
贅沢をいってはキリがないけれど、素人の私が趣味としてスナップ写真や動画を撮影する上では、かなり出来のいいカメラである。
不満の第一は、動きのあるシーンを撮影する際の高速連写が上手く行かないこと。
だんじりのやり回しを撮影しようとすると、2〜3枚連写したところで画像処理のために止まってしまう。
仕様では連続撮影速度最高約3.7コマ/秒 連続撮影可能枚数JPEGラージ/ファイン:約34枚 RAW:約6枚となっている。
記録画質RAWで使っているせいかもしれないが、連続撮影機能はほとんど使い物にならない。
大工方が跳躍しているシーンを撮影しても2〜3枚連写して止まってしまうので、次にシャッターが切れるようになったときにはだんじりが走り去ってしまっている。トホホッである。よほど上手いタイミングで撮影しないと、狙った絵が撮れない。
EOS D7の場合は、連続撮影速度最高約8コマ/秒 連続撮影可能枚数JPEGラージ/ファイン:約110~130枚 RAW:約23~25枚の仕様である。
浜寺公園でEOS D7の連写性能を試してみた。RAWとJPEGラージ/ファインで高速連写性能を試す。仕様表記の最高8コマ/秒をクリア。タタタタタタタ〜といった感じで気持よく連写ができる。RAWの場合、連続撮影可能枚数の制約があるからか、秒8枚のときと6〜7枚のときがある。
JPEGラージ/ファインであれば連続撮影枚数を気にせず、高速連写をラクラクこなせそう。RAWの場合は連続撮影枚数は少なくなるだろうが、秒8コマの高速連写が十分可能だと思う。
EOS D7とよく似た品番、7の後に0が付くEOS D70がCANONから最近発売された。新しい機種なので動画性能などはこちらの方が優れているようだが、スチルカメラとしての基本性能はD7が上という口コミが多い。D70とD7と、どちらにするか迷ったけれど、結論として7にした。D7は改良版のMark2が来春くらいにでるという口コミもあるが、価格が高くて手が出ない可能性が高い。
販売開始が4年ほど前の型落的な機種とはいえ、中古で買うリスクを考えれば新品の方が安心と判断した。
Kissで使っていたEFS18-135mmは望遠の倍率が高くて便利であったが、ピントが若干あまい感じ。D7のレンズEFS15-85はピントがあわせやすく、性能が良さそうである。
EOS D7はD70やKissよりひとまわり大きく、重さもズッシリとしているのが難である。逆光撮影時の補正方法がよくわからないけれど、だんじり祭やスポーツ撮影においてはかなり期待が持てる。